すると







ナオは







ぼ〜っとした顔で








オレを見た








『どうしたの?』




「何でもない」




『まぁいいけど』








自然に出てくる笑顔









それから







また








二人の間に流れる








静かな時間









流れる









オレの好きな唄







季節外れの歌詞に









優しい声









『今日も暑くなりそう』








口を開いたのは








ナオだった