「何?」




『明日』




「ん?」




『海、行こうか』




「用事あるんじゃないの?」




『少しなら大丈夫。嫌?』






ナオは








首を横に振った







『これ終わったら荷物とって出発しよう』




「眠くない?」




『オレは平気。しんどい?』




「大丈夫」




『ナオは車で寝ていいから』




「お昼まで寝てたから平気」





そう言って






ナオは





いつも見てきた






満面の笑顔を向けた