…好きな人のそばにずぅっ~と、
いる事なんだょね。
バカらしぃって思う人もいるかもね
でも…
私は真剣だょ……
漣クンが好きなの
漣クンは海浜第三中学校。
1年1組1番なんだぁ
本名、愛野本 漣(アイノモト レン)
これが私の好きな人。
学校、違うからめったに会えないんだ
唯一の接点は、習い事の『ミュージカル』
が一緒な事くらぃ
でも、学年違うから…
本当にめったに会えないんだ…。
習い事も入れ替わりだから
週に2回、10分ダケ会えるんだぁ
やっぱ、私の
願いは…
あなたの、
ーあなたのそばに
いたぃんだー
キーンコーンカーンコーン…
『はぁ~、やっと授業終わったよぉ。』
「まだ、掃除があるぢゃん!」
『ヴー、そっかぁ』
さっきから、私と話してる子は…
細川 伊織(ホソカワ イオリ)
私の友達。
『はぃ、終わりっ!』
「終わったねぇ。今日もまた…漣クン所に行ってらっしゃーい!!」
『うんっ。行ってきまーす!』
私は学校の階段を猛ダッシュでおり、
靴をはいて漣クンの学校へ向かった
あと、もぅ少し!!
なんでこんなに慌ててるかというと
私の日課は学校から
帰る、漣クンの姿を
見る事なんだぁ
かるくストーカーだけどっ(笑)
あっ…!
学校から出てくる
漣クン発見☆
『れーんクーン!』
漣クンはこっちへ歩いてきた
「バカか、お前は!」
私は…
この時間が大好き。
バカって言われてもいぃの。
イジワルな所も大好きなの。
イジワルだけど、本当は優しくて。
サッカーしてる姿はカッコイくて。
全部、全部大好きなんだ。
「おぃ、お前聞いてんのかょ!」
『えっ…!?』
「えっ!?ぢゃ、ねーょ!さっきからお前が大声だすから、周りに注目されてんの!!」
『ゴメン、ゴメンね……。』
「まったくお前は相変わらずだなぁ…。」