『誠、退院したら何処行こうかー?』

『愛と二人で俺の部屋でまったりしたい。』

『分かった。何か、食べたい物ある?』

『愛。』





アタシあん時若かったカラ、ただあんな事言われたダケで赤面してた。




『ばかッ。』

『本当だよ?』

『はぃはぃ。』


アタシは流してしまおうと思った。




誠はアタシをおもいっきり強く引き寄せた。




『誠、本当に病人?嘘みたい。』

『男だから。』











アタシは今誠に引き寄せられて上半身がベットの上だった。





誠はアタシのあごを掴む。




『このまま、する?』

『しないよッ!』

『何で?』

『駄目!ほら、誰か来ちゃうカラ離し…。』



誠はアタシの腰に左手を回して、右手であごを掴んだ。





『ンッ……。』

『………愛………。』








アタシは抵抗したくなかった。




『このまま……離れたく…ない。』

『うン………。離さない。』





愛しい。








こんなにスキになった人、初めてだった。








そんな大好きな誠を、











失いたくないよ……。