『誠、アタシ秘密トカ作らないよ!』


『え?うん。何?いきなり・・・・。』


『だから、誠もアタシに秘密作んないでよ!』








誠は少し険しい顔をした。










誠は何か隠してる。






アタシは確信した。









何で隠すの?














『琵月!』

『ん?』

『あのさ・・誠って何か隠してる事ある?秘密にしてるとか・・・・・・。』





『うーん。』





琵月も何か知ってる。







『あのさ、誠カラ口止めされてるから。俺の彼女になった奴には言うなって。』




『お願い、言って?琵月、お願い・・・・・。』





『わかったよ・・・・。誠、ガン体質でさ、小さい時ガンになったんだよ。何とか放射線トカで治したケドいつまた再発するか分かんないんだよ・・。たまにぐらってする時あるらしいケド、再発はしてないんだ。』



『でも、再発するかは分かんないんでしょ?』







『再発するらしいんだよ・・後2回位。で、実はこないだ小さい腫瘍見つかってな・・。』



『治ったの!?』





『あぁ・・でも後一回は再発するんだよ・・・。多分二十歳位だって・・。』







『次、再発したら?』

















『間違いなく死ぬ。』















そんな、やだよ・・。









ー誠・・・。