「ああ、あれがお前の連れか。」
追及されないことにいい気になったあたしはこの後凄い問題発言をしてしまいます。



「そうそう!!あ、もう一人いるんだけど、金盛大知ってゆ―――――――― ???
えっ、今洋祐の顔が強張った気が、、、
「大知?」
「あ、うん?」
「男か。」
ギクッッ!

あ、あの~洋祐さん。不のオーラが・・・・・・・。
「う、うん。」

それをきいた洋祐はジリジリと詰め寄ってくる。

え?なに?なんで?なにこの状況!
もうテンパっちゃって何が何だか←え

「梨沙。お前さ、俺の前で男の話しする気?」
「え?ー

答え終わる前に昨日のように唇をふさがれた。
「ん?っっ!!」
「ちょ・・とやめ・・ん」
息が!息がっ!!
洋祐の胸板をバンバン叩いたけどそれがまた洋祐を煽ったみたいで。
舌が入ってきた。
何とか空気が吸えたのもつかの間。
後頭部を抑えられてまた窒息状態。

もう!ほんと何なの??
あたしを殺す気なの?

「よ・・すけ、おねがっっん・やめ・・」
「・・・・・・・。」

「っっはぁ!」
やっと新しい空気が。本当死ぬかと思った。

「洋祐?どうしたの?」
「・・・・。」
「ねぇ?何?どうしたの?」
「お前。大知と仲いいのか?」
「えっ。仲いいってゆーか、幼馴染だよ?」
「あっそ。」
「でも大知は南瑠の彼氏なんだよ~」

不貞腐れながら言ったあたしの見たものとは。。。

うっそ。。。可愛い!

顔の真っ赤に染まった洋祐の顔。
なんでかは分からなかったけど
フリーズしてしまった頭に残るのは暗くてもよく分かるぐらいの真っ赤な顔。
本当にお人形さんみたいに可愛いかった!!

これはレアだ!目に焼き付けておかなきゃ。
そう思って瞬きをするのも忘れてしまっていた。