何とか家に南瑠を置いておくことに成功!

もう洋祐公園着いてるかなあ?
急がないと寒いし風邪引きそう。
もう寒さも厳しいし、家で話しができるようにお父さんにでも頼んでみよっかなあ、、。

どっちにしろ同じ学校になったら家にぐらい来るよね?
少し歩いて公園に着くと、、、

あれ?どこにもいない。
まだ来てないのかなあ???


ベンチにでも座ってよっと!


ん?あれ?誰か寝てる??
そーっとのぞくと洋祐がベンチで寝てた。可愛い。
暗くてあんまり分からないけど近くで見れば何とか顔が見える。


こんなじっくり見たことなかったけど改めてしっかり見ると本当にかっこいい。
栗色の髪に多分私より長いまつ毛。スーッと通った鼻筋。


喋らなければ王子様みたいなのに。((失礼です。




じーっと見つめていると急にバチッっと目があった。

「誘ってんの?」

「うわっっ!!!」
「いつまで見つめてんだよ?そんなにかっこよかったか?」
そういって微笑む洋祐が本当に地獄から来た悪魔のように見えた。


「そっそそそんなことないし!!」
「そ。何回言ってんだよ笑 動揺し過ぎだろバレバレ」


っくっそー!!
てか起きてたなら声掛けてくれればよかったのに!!

「いつから起きてたのよ~!!」

「んー、梨沙が公園についてから。笑」
ってことは、、、最初からずっと起きてたんですね、、、。