ここに引っ越してくること。

友達がいなくて悲しいこと。


洋祐に全部話した。

「その気持ちは、俺もすげェわかる。」


「俺も引っ越してきたんだよ。
 
 まぁ、去年だし、ダチはできたけどな。」



そう微笑む洋祐に、とても落ち着いた。

「洋祐は、何処の学校?」

自然と彼のことを知りたいと思った。

「俺は、、桜ケ丘中」

―――桜ケ丘、、

  私が通う新しい学校。


「私も!!一緒なんだね!!」

「お前、中学かよ!!」


といった瞬間、

洋祐は、お腹を押さえて笑い出した。

さっぱりわからない私は、

ぽカーンと笑ってる洋祐を眺めた。

なぜだかこっちまで笑えて来て、

この笑いは嫌ぢゃなかった。



「小学かと思った。」


―――― 確かに、チビだけど、
   
   そうだけれども!!!


そんなに笑わなくていいぢゃん!

  今まで、小学生の間違えられたことはなかったし!!


膨れてる私をよそに、

「中1か。俺と同じだな」


洋祐って中1だったんだ。

もっと年上かと思った!


―――― って!!!!

そうぢゃなくて!!