教室内を見回すと、隼斗はドアのところで他クラスの人と話していた。 話すどころか、どこかに行ってしまった。 ――別に探さなくても戻ってくるのを待ってよ‥ そう思ったあたしはイスに座り、 机に俯せになった。 昨夜はサボってた宿題をやっていたせいであまり寝てなくて眠いし体がダルい‥。 ――ぁ、ヤバいかも‥。 頭の隅でそう感じながら、 あたしはゆっくりと眠りに落ちた。