いつもの駅の
いつもの場所で
彼を待つ。
あ!来た!
あたしを見つけて走ってくる彼の姿に、
付き合ってから半年以上経つって言うのに
こんなにもドキドキする。
前髪をパパッと整えて、にこっと…
「おはよ、伸治。」
「悪りぃ、香奈子!寝坊した。」
バツが悪そうに頭をかく伸治。
いけない、いけない、
“にこっ”のつもりが
“にへっ”て。
顔がだらしない。
だって、かっこいい上にかわいいなんて、
反則でしょ!?
「行くか!」
大きな手に包まれて歩き出す。
この手はあたしのもの。
ギュって握り返すと、伸治は首を傾けてにこって笑った。
…後1週間は。
いつもの場所で
彼を待つ。
あ!来た!
あたしを見つけて走ってくる彼の姿に、
付き合ってから半年以上経つって言うのに
こんなにもドキドキする。
前髪をパパッと整えて、にこっと…
「おはよ、伸治。」
「悪りぃ、香奈子!寝坊した。」
バツが悪そうに頭をかく伸治。
いけない、いけない、
“にこっ”のつもりが
“にへっ”て。
顔がだらしない。
だって、かっこいい上にかわいいなんて、
反則でしょ!?
「行くか!」
大きな手に包まれて歩き出す。
この手はあたしのもの。
ギュって握り返すと、伸治は首を傾けてにこって笑った。
…後1週間は。