それからずっとお兄ちゃんに体をなぞられてあたしの熱がどれだけ上がったかわかんなかった




「…はぁ…はぁ…も…むり…」




お兄ちゃんにやっと唇を離されあたしの体は熱さでいっぱいだった




「わり…おさえられなかなった」




お兄ちゃんはあたしを向かいあわせそう言った




「…も…むり…」




「ごめん…熱さまシート持ってくるな」




お兄ちゃんはそう言ってベッドから出ようとしたけどあたしはお兄ちゃんの服の袖をつかんだ




「…礼…?」




「…いか…ないで…ずっと…一緒に…いて…」




あたしは潤んだ目でお兄ちゃんを見上げそう言った




「…わかった、一緒にいる」