「あのさ…なんで…お兄ちゃん…あたしに触らなかったの…？」




「ん？…聞きたい？」




お兄ちゃんはまた意地悪な顔をしてあたしを見下ろした




「う…うん…」




「そんなのお前に触ってほしいって言わせるために決まってんだろ」




「へ？」




「それだけ」




「それだけ…？」




「おぉ」




「さ…さ…最低！？」




「あぁ？」




「あたしがどんだけ悩んだと思ってんの！？」




「はいはい」




「はいはいじゃないよ！償ってよ！」




「いいよ?」




「へ？」