聞けば、誰かさんんの
脱獄の手伝いをしたらしい。

誰だよ。
そんなことさせたのは。

…脱…獄…

…………………………俺?!


名前は桐岡 竜音というらしい。
…俺ぢゃん。

ごめんねー↓↓


とそんなことを言ってると
店員がこちらと新聞を見比べながら
店長らしきうすらハゲと
会話をしている。
ばれたのか。

自分の外見は目立つ。

追われる身としては
最悪だ。


あ、電話かけてる。

「逃げよっ!」

と手をひきダッシュで
店のドアを開ける。

店員が慌てる。

すぐ近くにパトカーがいた。

「やべっ」

「どうしましょう…」


これはもう…
登るしかないだろう。