しばらくそこのカフェで
ミルクティーを飲んでいると

カランコロロンと
店のドアに着いた鈴が
音を出し客が入って来た。

いかにも怪しい。

グレーのパーカーに
ジーンズのショートパンツ
で、フードをかぶり
サングラスをしていた。

どこぞのギャルかと
思いきや…

あれ?なんか知ってるような。


…そのギャル的な人が、
俺の前まで来るとスッと
俺と対面する形であいている
席に座った。

「ども。」
挨拶をする。

「竜音…さん」

か細い声で自分の名前を
呼ばれた。
この声は…
「羅夢ちゃん?」

「ご無沙汰です」

「どおしたの?」

「追われてます」

「俺もだよ」

「そうなんですか」

「うん」

と、他愛無い会話?!をした。
一般人が追われてるだのという
会話はするのか…

まぁそこは気にせず
なんで羅夢ちゃんは追われてるんだろう。