そんなことを考えながら、
夜道を歩いていると
肩をたかれた。

振り返ると

警察がいた。
警察は自分の事を
探し回っている。
見つけ次第逮捕だろう…。

「君、今何時だと
思っているんだ、早く家に
帰りなさい。」

帰っていいのかよ。

「もしかして…」

気づいたぁ??

「赤西 仁さんですか?」

ちげーわ。

「ファンなんですよぅ!」

あ、そうなんですか!…

「サインください!」
ここでようやく俺は
突っ込むのをやめ
「違います、用があるので
さようなら…」

と告げた。

が、またも引き留められた
今度は誰かと振り向くと、

そこには、誰でも捕まえてしまう
最強の警察の中の警察
久崎 がいた。

「お前…あの略奪王?」
と煙草をくわえながら
めんどくさそうに言うと
いきなり拳銃を突きつけてきた。

そして手を頭の後ろで組ませる
欧米タイプの降伏をさせた。

思わず、欧米かっっと言おうと
思ったが、即行で撃ち殺されそうなので
我慢、我慢…。