「楓、誤解なんだ!」


「抱きしめておいて、何が誤解よ!」


「抱きしめないと諦めないって言うから」


「最っ低!陽介なんて・・んっ」


暴れるママにパパはキスをした。


何回も。


本当によくやるよ。


「愛してるのは、楓だけ」


「私も愛してる!陽介!」


まだまだラブラブモードは続きそう。


私は驚いている大河原さんの手を引っ張り、ベランダに出た。


「美鈴ちゃんの両親すごいね」


「あはは・・」


何も言えない。


「でも・・」


「ん?」