「美鈴ちゃん、どした?」


ドアからひょっこり顔出す大河原さん。


なんかかわいいっ。


「きゃー!イケメンね。さすが美鈴!」


バシバシと私の背中を叩くママ。


「美鈴ちゃん、隣の人は?」


「私のママです」


「初めてまして、美鈴の母の楓(かえで)です」


「あっどうも」


ママのテンションについていけないみたい。


戸惑ってる大河原さんもなんかステキ。


「夕飯作りすぎちゃって・・良かったら一緒に食べません?」