そんなこと言われたら、私は何も言えなくなる。


「お互いの夢を叶えるため?」


「ああ」


「私も淳希の応援していい?」


「いいよ」


「淳希」


「ん?」


「好き」


「俺も」


私は淳希の胸に顔を埋めた。


それぞれの夢のため。


淳希はアメリカで頑張るって決めたんだ。


なら私は・・そんな淳希を応援したい。


それが、私から淳希への愛証。


好きだから、愛しいからこそ応援しないといけないよね。



「わかった、別れよう」


「美鈴・・」


「私も夢のために頑張る」


淳希は私を強く抱きしめた。