「ひどい顔ね・・」


「・・ごめん」


「謝らなくていいのよ」


翌日、私は大学をサボった。


麻美が心配して電話をくれたとき、思わず泣いてしまった。


私が泣いてるのに気づいたのか、麻美は講義を休んで、私の家に来てくれたんだ。


「何があったか話せるかしら?」


私は頷き、昨日のことを話した。


話し終えたとき、麻美が頭をポンポンしてくれた。


「麻美ぃ・・」


「美鈴を振るなんて、ダメな男ね」


「うぅ・・・」


「許せないわ」


「へ?」