しばらく沈黙が流れる。


「な・・んで?」


久しぶりに会ったばかりなのに・・私何かした?


「ごめん、もう一緒にいられない」


「・・・っ、だから・・理由言ってよぅ・・」


理由を言ってくれないのはツラい。


だけど、淳希が私を見てくれないことがもっとツラい。


「なんで急に?淳希、どうしたのよぅ・・ひっく」


「ごめん、もう帰る」


私の話を聞いてくれない。


淳希がドアを開けたから、慌てて淳希の服を掴んだ。


やだ、離れないで。


私には、淳希が必要だから。


「淳希・・やだ」


私の声聞こえる?


こんな別れ方やだよ・・。


「・・・?!」