「誰がいい??」


誰が…いい…??
私に犠牲者を選ばせるの!?

「そんなの…」


私が言葉を放った瞬間…小此木くんの笑顔が無くなって、
怖い顔になって私にこういい放った…



「桂木さんが犠牲になれば良いでしょう??」


「そんなに皆が大切ならば…ですが」



私の体から血の気が引いてくのがわかった…


怖い…


「私…が…!?」


「そうです。桂木さんがなればいいんです」


「それとも…皆が大切では無いのですか??」


そんなの…皆が大切に決まってるでしょ!?

だけど…だけど…ッッ!!

私だって犠牲者になるのは嫌なんだよ…ッ!!


「…嘘ですよ(笑)人間そっくりの人形を使いますから(笑)」


嘘…??

嘘とは思えなかったあの表情…

冷たい言葉…

本当に嘘なの…??