「てゆうか彼氏さん咲虜に似てません!??」
ドキーーーッッ!!!!!!
あたしははっと我に返り焦る。
「似てるー!!!!
雰囲気とか背格好とかそっくりー!!!!」
どうやらそっくりさんだと思われてるみたいだけど。
このままだと本物だとばれるのも時間の問題。
こいつを連れ出さなければ……!!!
「彼氏じゃないってー(笑)!!
何言ってんの!!!
ちょっとあたしこの大馬鹿叱ってくるね♪」
完璧おかしい言い訳だけど今のあたしの頭じゃこれが精一杯。
そう言ってまだきゃーきゃー言ってる友達に笑いかけて目で鈴に一緒に来てと合図をする。
咲虜とアオ君の登場にビックリして一言も言葉を発してなかった鈴がそれに気付いて立ち上がる。
「…ッぃてて!!!!何だよー!!」
そして呑気な声をだす咲虜をカフェの外へ引っ張る。