周りの奴らも璃兎の声にビビっていた。 「れ…鈴…あの馬鹿が…」 俺達にも聞こえるハッキリとした声でウサギがそう言った。 あ あの馬鹿!!?? 「お前自分の彼氏に向かってあの馬鹿はねーだろ!?」 思わず。 本当に思わず、結構でかい声で言いながら椅子から立ち上がってしまった俺。 「…んの馬鹿が」 アオの低い呆れ声が聞こえた直後に、今度は周りの奴らの異常過ぎる驚きの声があがった。