璃兎side






出逢ってまだ一週間。



自分勝手で馬鹿で、絶対好きになんかならない…


つもりだった。


なのになのに!!





『お前は俺のなんだから、他の男に近付けたくねーから』





あんな漫画みたいなセリフ、当たり前のように言うなんて!!!!


「ドキドキするに決まってんじゃん〜!!!!」


「わかるわかる。
咲虜君カッコいいもんね」



叫ぶあたしの横で、マックシェイクを飲みながら頷く鈴。

只今マックでお茶中。


「恋っていいね〜☆」


「だーッ!!!違うもん!!」


鈴の言葉を否定するあたし。


「えー!?何が違うの??」


わざとらしく眉をひそめる鈴と目が合う。