咲虜side
「本番五秒前でーす!!
五!!!!!
四!!!!
三!!!!
二!!!!
一!!!!」
プロデューサーがカウントダウンする声。
―…ピカッ―。
明るくなるスタジオ。
「はーいという訳で今日も始まりました!!!
MusicStudio!!!
今日も六十分たっぷりと今流行りのアーティストさんと盛り上げて行きたいと思いまーす!!!」
アナウンサーが喋る声。
どれももう、俺の日常になってしまった。
「それではゲストの皆さんに登場していただきましょう!!!」
何故かって??
「トップバッターはもう皆さんご存知の今超人気グループ!!!」
それは俺が