「ねえ、ねえってば」 「あっ……え??」 ぼーっと回想していたからか あたしは話しかけられてる事に気が付いた。 気付くと視界は駅の近くの交差点。 ―――あたしそんなにぼーっとしてたんだ… 「えっとスミマセン、なんでしょ…」 話しかけてきた声の主の方を振り返った。 ……………途端、後悔した。 ニヤニヤして見てくる金髪の二人。 ―――振り向かなきゃよかった。