8年前というと
あたしは小学一年生だった。



そりゃあ寂しかった。
目がパンパンに腫れるくらい大泣きした。


でも、一年生なりに
親の仕事の大変さは分ってたのもあって、最終的には受け止めた。



なにより、




『おにーちゃん』




兄の存在があったから。