《パアアアンッ》



気付いた時にはもう
手の平は相手の頬を叩いていた。



しかし後悔はない。
反省だってない。




自分の行動に納得したくらいだ。



殴った自分自身が痛いくらいに
力強く平手打ちした、




この、




――――――【篠沢 誓】に。