それからというもの、勉強に明け暮れる毎日だった。
志望校に合格するために、全力で頑張り続けていた。
日々は刻一刻と過ぎて、大晦日となった。
2人との待ち合わせは、夜なので買い物に行くことに。
クリスマスとは違う華やかさに包まれる街並みに、勉強で溜まる疲労が回復する気がした。
何を買おうか、なんて思っていたら突然声をかけられた。
「待ちなさいよ」
がしっと肩を掴まれ立ち止まれば、先生の婚約者がいた。
相変わらず派手な格好で、偉そうな態度。
こういう人って苦手。
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