「やっぱ、少し寒いな」



「冬ですからね」



「冬かあ…もうすぐクリスマスか」


クリスマスまで1ヶ月を切った今は、確かにクリスマスカラーでデパートは彩られている。





「彼女居ないんですか?」



「まあな。俺にしとく?」



「止めてくださいよ」



「やっぱ、好き?」



「はい!」



「じゃあクリスマスは付き合ってよ」





亮介さんは寂しそうだった。
片思いでもしてるのかな?
私は考えておきますと、返事した。
同情は自分も嫌いだから、慎重に考えようと思う。