「おはようございます」
今日は、亮介さんとの初デートの日。
ち、違う…デートではない!
とにかく、久しぶりに異性と出かけるからドキドキする。
「はい、どうぞ」
青い軽自動車の助手席に座れば、少し整理整頓されてる。
「綺麗にしたんですね?」
「一応な」
恥ずかしそうに、苦笑いする亮介さんは可愛い。
車は、海岸線をひた走る。
季節はもう冬、海には人っ子一人いない。
「はい、冬の海をどうぞ」
冬の海は寂しそうだ。
やっぱり、夏の方がいいって思うけど海が可哀想だから、冬に来るのもいいかな。
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