「俺…ダメだ……。もう、我慢できない……」



唇を離した先生が言った。


先生の口からは甘いチョコの香りがする。


私は先生を目だけで見上げた。



「そんな目で見られたら……俺……」



先生はそこまで言って、私をお姫様抱っこした。



「キャッ!ちょっ!ちょっと先生!下ろして!」


「やだ!俺をこんな気持ちにさせたのはハルだからな!」



先生はそう言って、私の唇に軽くキスをした。


先生には敵わない。


いつも私を"ドキドキ"させるようなことをサラッと言っちゃうんだもん。


いつかキュン死しちゃうかも。


先生といたら命がいくつあっても足りないよ。