先生は突然、椅子から立ち上がり私の前に来た。


先生を見る。



「ハル、立って?」



私は椅子から立つ。


すると先生からギュッと抱きしめられた。



「俺が愛してるのはハルだけだから……」



うぅ……。


そんなこと言われたら私……。


変になっちゃう。


先生は私を抱きしめたまま、チョコを器用に取った。



「ハル?口、開けて?」



私は先生に言われた通りに口を開けた。


先生は私の口の中にチョコを入れてきた。


甘いチョコが口の中に広がる。


そして――。


先生がキスしてきた。


舌を絡めたキス。


チョコが先生の口の中や私の口の中を移動して溶けていく。


チョコレート味の甘い甘いキス。


私の体もチョコのように溶けそうなくらい熱くなっていた。