先生はご飯を「旨い旨い」と言って食べてくれた。
しかも、おかわりまでしてくれた。
美味しいって言ってもらえて良かった。
後片付けは2人でした。
先生が食後にコーヒーをいれてくれて、私は冷蔵庫からチョコを出した。
ダイニングテーブルに置かれた2つのマグカップ。
私は椅子に座った。
「先生……これ……」
私はダイニングテーブルの上にチョコを出した。
「俺に?」
「うん。バレンタインのチョコ。昨日ね大学の友達と一緒に作ったの」
「手作りなんだ!ありがとう!」
笑顔で先生がチョコを受け取ってくれた。
「開けていい?」
「うん」
先生はリボンをゆっくりほどいていき、箱を開けた。
そして先生はチョコをひとつ手に取ると口に入れた。
「旨い」
「ホント!?」
「あぁ。旨いよ。ありがとう」
先生は私の頭をクシャクシャとしてくれた。