ハルの方を見ると、滝のように涙を流していた。
「ハル、良かったね」
ハルのお母さんがそう言った。
ハルのお母さんの目にも光るものが……。
「お父さん、お母さん、ありがとう」
泣きながらそう言うハル。
おいおい……。
さっき、ハルのお父さんに"泣かせない"って約束したばかりなのに……。
あぁ………。
こんな時、ハルをギュッと抱きしめてやりたい。
でも、ハルの両親の前ではそんなことは出来ない。
「ハル?泣くなって!」
俺はそう言って、指でハルの頬を流れる涙を拭った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…