和室に通された。 俺の隣にハルが座る。 テーブルを挟んで、ハルのお父さんとお母さんが座った。 しばらく沈黙が続いた。 でも、ちゃんと言わなければいけない。 覚悟を決めて、俺は口を開いた。 「あの……。今日はハルさんとのお付き合いを許して頂きたく挨拶に来ました」 俺は頭を下げた。 黙ったままのハルの両親。 怒ってるのかもしれない。 怖くて顔を上げることが出来ない。 でもこのままではダメだ。 俺は恐る恐る顔を上げた。