俺はその言葉で
我に返った。



美依の分まで生きて
美依の分まで幸せにならなきゃ。




「お父さんこそ
元気だして下さい…
お父さんのそんな悲しい顔、
美依はやだっていいますよ…
お父さんは笑顔が1番です……」



『ありがとう…
じゃあ時間も時間だし、
美波ちゃんもまだ寝てるから、
家まで送っていくよ。』


「ありがとうございます…」