「美依っ!!!!!!!」 美依の父親に挨拶も無しに 俺はすぐに美依の元へ走った。 『……』 「おい…! 返事してくれよ!!? なぁ……!!!!」 『藤岡君………』 「美依の…お父さん……」 俺には親がいなかったから 美依の親によく世話になった。 美依のお母さんが元気な時は、 何度か手料理を頂いた。 美依のお父さんは 本当のお父さんのように 俺に接してくれた。 『美依はもう…… …いないんだ…』