もう、仕方がない。



全部話しちゃおう!




「実はさ……」




やっぱり隠し事なんて出来ないよ。




私には……






「そんなことがあったんだね~。だから様子が変だったんだ」




腕を組み、うんうんと頷いた。




「てかさ、それって明らかに“コイゴコロ”でしょ? 」




真剣な顔で何を言うのですか!?萌歌さん!!




「コイ……ゴコロか~」




でも、会って二日も経ってないんだよ?




あり得ないよ。




「だからぁ、それは“ヒトメボレ”だよ!! 」




夏が少しイライラして言った。




……怒らせちゃったかな?




言わなきゃよかったかも……