『柚菜話があるんだけど』

「なに?」

『実は俺な、東京の大学から推薦が来て通ったんだ…』

「え…」

『…』

「じゃあ光輝は卒業したら東京にいっちゃうの?」

『…あぁ』

「そんなのやだ!わがままだと思うけど光輝が東京にいくなんて耐えられない!」

『柚菜』

「お願い!愛媛にいてよ!」

『柚菜!』

「…光輝は私とバスケどっちが大切なの?」

『どっちも大切だよ』

「どっちか選んで!」

『…バスケ』


“バチン”

「さよなら」


あっけなく終わった