「お疲れ様~。」

その声が聞こえた時には既に夕方になっていて。


辺りには生徒しかいなかった。


何よ…。
あいつ。


あたしに向かって“似合って無い”だなんて!


ホント、ムカつく。


後片付けもあるのに、あたしは一人で何もしないでぼーっとしていた。

こんな可愛いあたしが…。


あいつなんかに笑われてさぁ…。


「アリサ?今日一日変だよ?どうかしたの?」


うなだれるあたしを覗き込む心結。

「へ?別に?」


無愛想に答えしまう。


「三番テーブルで何かあった?」


へ?