「え?タダのサボり。」


「そっか!風邪でもひいたのかと心配したじゃん?」

「あっそ…。」


ってやっぱり素っ気無いアキラだけど、会えただけでも嬉しいんだ。


「じゃ、またね!」


そう言って帰ろうとしたのに、


「上がる?」


へ?
今、なんて?


驚いたあたしは口をポカンと開けたまま。


「上がんないなら、いいけど!」


ドアを閉めようとしたアキラに、


「上がる、上がる!」


ってアキラの部屋まで付いて来た。

こんな事ってあるんだ!超嬉しいーんだけど。


「座れば?」