「大きいお山、完成だね!」


その女の子と夢中で作った砂の山。

「お姉ちゃん!ありがとうー。また明日ね!!」


「うん!バイバイ。」


あたしは、あんな小さい女の子に笑顔にさせて貰った。


手を振る女の子は何度も振り返って笑ってた。


あたし…。
あの子に癒されちゃったよ。


「何、ガキと遊んでんだよ?」


あたしの後ろから声がした。


「ア、アキラ…。」


そこにはアキラ一人が立っていて、

「お山、作ってたの!」


「は?アリサって意外とガキ?」


って鼻で笑う。