学校の帰り道。
今日は誰もがあたしの誘いを断り、一人寂しく下校していた。
帰り道にある、あのコンビニの前は通りたくない…。
でも、通らないと帰れない。
仕方ないから遠回り。
ってコンビニの裏の道を歩いていると、小さな公園があった。
ブランコに座り、途方に暮れていた。
「お姉ちゃん?一人?」
小さな女の子があたしの目の前にいて、
「うん!一人なんだ…。」
「じゃあ、お山作るの手伝ってー」
あたしの手を引っ張り砂場へと連れて来られた。
「おっきいお山作りたいのー」
と、無邪気な女の子を見て自然に笑顔になった。