でもね、そんな事で直ぐ諦めるような簡単な想いじゃないもん。


「あたしの事、絶対に好きにさせてみせるから!」


「好きにすれば?」


それだけ言うと、自転車に乗って行ってしまう。


普通さ~。
こんな可愛いあたしの告白を断るヤツ居る?


好きにすれば?
なんて、言っちゃってさ!!


なら、覚悟しなさいアキラっ。


あたしは絶対に落として見せるんだから!!


そして、毎日の様にコンビニに行き、タムロするアキラの前に現われてやった。


「ねぇ?メアド教えて!」


「イヤ!」


「なんで?」


「イヤだから!」