奢ってくれなきゃ遊ばない!


それが男と遊ぶあたしなりの条件だった。


なのに…。


中三のあいつを?

はぁ?って感じだよ。自分でも…。

トボトボと家に向かって居ると、


「あっ。」


歩いていた足が勝手に止まった。


コンビニの前でタムロしている田辺の弟がいて…。


友達と笑いながら喋っている。


その笑顔にドキンと胸が高鳴り…次にギュッと締め付けられた。


あんな風に笑うんだ。


そう思った時、


「お姉さん、僕らと遊ばない~?」

グループの一人が声を掛けて来た。