「か…関係ないでしょ。圭ちゃんにはっ!」



「だったらなんで泣いてるんだ?」



「めにゴミが入っただけ!」



「嘘だ。お前嘘つくとき右手を左手でよく触るよな。」



さっきからずっと触ってる。



「ち…違うってば!か…痒いだけ!」



「嘘だ。何年お前といたか分かってんのか?」



「っつ…」



「いーから言ってみろ。ほら。」



ここまで来ると言うしかないだろ。



「ぁ…のね…」



優綺が話し出した。