優綺と俺はお隣どうしのいわゆる幼なじみってやつ。
それに優綺の兄の優真(ユウマ)も俺と同じ歳ってゆうのもあってか
親同士も仲が良くてよく家族同士で出かけてたりした。
あれはちょうど優綺は16歳、俺は23の夏休み。
俺は隣町の学校に勤めてた。
親同士で一週間ぐらい?の温泉旅行に行ってて、優真は彼女と親が居ないのを良いことに自分の部屋でいい気になってた。
そんなとき、優綺が隣の部屋から嫌な声がするもんで俺の部屋に来た。
「圭ちゃん…」
「ん?」
「圭ちゃんって好きな人居るの?」
「え?」
「あたしは居るよ?」
そう言って優綺がこっちに近づいて来た。
「圭ちゃん…好き…ずっと前から。」