「優綺…聞いてよ」



「……」



「司とは本当になんでもないから。」



「……」



「ってか司婚約したの。」



「え!?」



優綺が振り向いた。



「俺も結婚してるって言ってるし。」



「ほんとに…なにもない?」



目が腫れてる。



「ないよ。俺は優綺だけ。」



そう言って優綺を引き寄せた。



「ほんと?」



「ほんとだって。好きだよ優綺…」



「でももう司さんと二人でなんて出かけないでよ?」



「ないって。」



「じゃあ許す。」



そう言って笑った。



可愛い…



あ!思い出した!