「誰と?」
優綺はごはんを片付けながら言った。
ここで司の事話したらややこしくなりそうだし黙っておくか。
「東宮先生だよ。」
「圭ちゃんの馬鹿…」
「え?」
「司さんと行ってたのに。嘘なんかつかないでよ。」
「え!?」
なんで分かるんだ!?
「香水で分かるよ。」
「え゛…ぁごめん…」
「馬鹿…圭ちゃんなんか知らないおやすみなさい!」
そう言って優綺はベッドルームに入っていった。
えー…やべーよ絶対怒ってるって…
「どーしよ…」
俺はお風呂に入って急いでベッドルームに行った。
優綺はダブルベッドの端にいた。
俺がベッドに入ると少し離れた。
かなり傷つくんだけど。
「優綺…」
頭を触った。
「触らないで」
うーわ…かなり怒ってるよ〜!